「藍那〜?
早く準備してしまいなさい〜
遅刻するわよー」


下の階のお母さんからそう声をかけられた。


「はーい。今行く!」


私、笹原 藍那は
今日から私が通う高校・日向高校の1年生だ。
友達がちゃんとできるか心配だけど、高校生活を楽しみたい。



鏡を見ておかしいところはないか確認してから家を出た。