素直になりなよ。


俺も、松田さんと付き合ったらこんな会話できるんかな…。


そう思いながらチラッと松田さんの方を見ると、ちょうど、俺がさっきかじった部分を食べようとしていた。


森元さん達をじっと見つめながら、その部分を食べようとしたところで、ふと、俺の方に視線を向けた松田さん。


一瞬、ドキッとする。


――そこ食べたら、俺と間接キスすることになるけど…いいの?松田さん。


数秒だけ、松田さんと見つめ合った。


そのまま、松田さんがピンク色の唇を動かして、俺がかじったところを食べる。


今見た光景があまりに刺激的で、恥ずかしくなって思わず目を逸らした。


イチゴのクレープを頼まないと言ったかと思ったら、イチゴが乗ってるクレープを注文して。


「くれるの?」と言ったら食べさせてくれて。


俺の目を見つめながら間接キスして。


こんなの、俺の事好きだって言ってるようなもんじゃないの?


松田さんの行動が、いちいち俺の気持ちを揺さぶってくる。


翻弄される俺。


松田さんに惚れていることを改めて自覚させられた。