素直になりなよ。


次の日。


久々に朝から曇天。


松田さん、保健室にいるのかな、と思いながら今日も朝練に参加していた。


昨日、あれからメッセージを送る勇気は出なかった。


松田さんは俺に対して本当に気がないのか、どうしても確認したかった。

だからと言って、インターハイ前の大事な時期に部活をサボるワケにはいかない。


そう思って重い腰を上げて練習に参加したのに、今日はちっとも練習に身が入らなかった。


――こんなことなら、保健室行けばよかったな。


らしくないことを考えながら、練習後、更衣室で着替える。


思わず溜息をつくと、中野がポンと肩を叩いてきた。


「今日どうした?全然お前らしくないプレーだったな?」


「ちょっとな…。まぁそういう日もあるよ。中野は今日、めちゃくちゃ調子良かったな。点入った時のパス、神ってた。」


「そ?いやー、実はさ、彼女できたから調子上がっちゃって。」


「おぉー、そっか。おめでとう。」