素直になりなよ。



『今日も頭、痛くないの?』



今度はそう書いた付箋紙を渡した。



『痛くないよ』



……。



最後に『なんで?』くらいつけようや。

話が続かないだろ。



『次、いつ頭 痛くなるの?』



松田さんが頭痛くなってくれないと、2人きりになれないだろ。


そういう気持ちを込めて付箋紙を渡したが…



……。



…………。


今度は返事に困ってるのか。

そう思い、正直に気持ちを書き出して渡した。



『松田さんが頭痛くなってくれないから、俺ずっと寝不足解消できなくて困ってるんだけど。』



すると…



『私に、何かできることある?』



と返ってきた。

うん。松田さんにできること、ある。

でも、できれば松田さんから言葉にして欲しい。



『何かしてくれるの?』



ずるいな、自分。と思いながら、そう付箋紙に書いて渡した。


返事は…



『何して欲しいの?』



おい。

なんで俺に言わせようとしてんだよ。


分かるじゃん。話の流れで。


松田さんって、鈍いの?


それとも上手いことかわされてる?


そう思っていると、チラッと松田さんが後ろを向いた。


思わず『わかってんじゃねーの?』という顔をして見せると、松田さんは慌てて前を向いた。


…かわされてるんじゃなくて、転がされてるな、俺。