素直になりなよ。


『俺が来るの、期待してる?』


これでもし、期待してる、っていう返事が返ってきたら、好きだって伝えよう…。


そう思いながら待っていると返ってきた答えは…


『そんなことないけど?』だった。



期待、してくれてないの?



本当に?



こんなにいつも2人で過ごしているのに?


『…素直じゃないね。』


悔し紛れにそう呟いた。


ふんわり漂ってきた松田さんの香りを感じながら、俺に頭を撫でられて気持ちよさそうにしている松田さんの横で、俺はウトウト居眠りをする。


そして、8時10分になると『五十嵐くん、起きて』と、優しく松田さんに起こしてもらった。 



幸せだ。



起きる時はいつも松田さんに、こんな風に優しく起こされたい。

そして目を開けた時、いつも松田さんが隣にいてくれたら――。


いつしか、そう思うようにもなっていた。