素直になりなよ。


それから何日か天気の悪い日が続いた。

その度に、俺は保健室に入って松田さんを見つけに行くようになった。


カーテンをそっと開けると、松田さんが俺の目を見て、口角を上げながら「おはよ」って言ってくれるようになった。

「はよ」と言いながら松田さんの隣で横になるのも、自然な流れになってきた。


「薬効きそう?」


「…まだ。」


「…撫でてほしい?」


松田さんの方から求めて欲しくて、あえて聞いてみる。

布団に半分顔を隠したままコクッと頷くところが可愛い。


――2人で過ごすのが当たり前になってきたように思えるけど、松田さんはどう思ってるんだろ。


梅雨が明けたらこの関係がどうなってしまうのかを考えた途端、不安になる。



付き合いたい。



そして、雨の日だけじゃなくて、毎日そばにいてほしい。


俺はそう思っているけど、松田さんは…?


そろそろ、お互いの気持ちを確認してもいい時期なんじゃないか?


そう思って、好意を確認するためにいつもと違う質問を投げかけてみた。