『でも、プレッシャーがすごくて。2年になって、ますます俺が頑張らないといけないって思ったら夜眠れない日が増えてきて。だから最近、ずっと寝不足気味。』
そこまで話して、ゆっくりと目を開けた。松田さんはずっと俺の顔を見ていたのか、自然と見つめ合うようなかたちになった。
こっちを見つめる、まっすぐで真剣な目に思わず見惚れた。
鼓動が大きくなっていくのを感じる。
松田さんへの好意を少しでも伝えたくて話を続けた。
『で、松田さんの後ろの席になってから、俺、やたら眠くなるようになったんだよ。』
『席替えした頃から寝不足気味だったってこと?』
『いや、寝不足気味なのはその前からだったんだけど…そうじゃなくて…なんと言うか…ちょっと変な言い方になるかもしれないけど…』
――これ、言っていいのか?変なやつ、とか思われないよな?
そう思いながらチラッと松田さんを見ると、真剣な表情で俺の言葉を待っていた。
俺は観念したように、少しずつ話した。



