ボクには、触れない足しかない。





二本の足しかない。






今年も、寒い時期になると、とっても冷たいものが、足に乗った。





そして、すぐにボクに染み込んで消えるんだ!






ボクは、その冷たいぬくもりが好きだった。






冷たい中に温かいぬくもりがある。






ボクは、そんなあなたが好きだった。





ボクには、くちびるがない。




気持ちなんかっ伝えられない。
その時、「あ、な、た、すっき、」




ボクは、心を体を絞れたんだっ!
伝えられた!すぐに、高い所から温かい温もりが注がれた。
足元の冷たかったのが、一気に水になって、ボクの中に染み込んだ。












おわり