誰もいなくなった弓道場にごろんと大の字になった。
明日は部活がないけど愛菜はデートしてくれるかな?
打ち上げとかあるんじゃないかな、はぁ……
ずっと愛菜の事を考えてる。
「……くん、りっくん」
理久斗は目を開けた。
愛菜の顔があった。
「えっ?」
理久斗は飛び起きた。
「今、りっくんて言った?」
愛菜の顔は真っ赤になった。
コクンと頷く。
「あのね、ずっと呼び方を考えててね(笑)呼び捨ては怒るときにしようと思って理久とかも考えたけど今日からりっくんて呼んでもいいですか?」
「もちろん……愛菜片付けは?」
「終わったよ、帰ろうよ」
「き、着替えてくる」
部室にダッシュで走っていた。
制服に着替えて出てくると、愛菜が弓道場を閉めてくれていた。
「ごめん、ありがとう、鍵返してくるから自転車取ってくる?」
「ううん、今日は自転車じゃないの、だから鍵も一緒に返しに行く」
「まだ校内にはたくさん残ってるよ、校外に出てからの方がいいんじゃないか?」
「そんなことないよ、行こ!」
愛菜は僕の腕に手を回してくれていた。
凄くみんなに見られている。
「えへっ、ちょっと恥ずかしいね」
「離れる?」
「いや!(笑)」
もう〜なんだ、愛菜が可愛すぎるんだが……



