嫌いな君の気持ちが知りたい


「は? 友達なわけないじゃん。こんなことするヤツ。あんたのいじめのおかげで、いろんな人たちに迷惑かかってるんだけど」とマリはピリッとした冷たい声でそう言った。

「迷惑かけてるのはマリでしょ。――私じゃない。私じゃねーよ」
 レイカはそう言っているけど、さっきまでの威勢はだんだん薄くなっていっている。

「レイカってバカだよね。カノウのこと好きだったんでしょ? 私に相談してたでしょ」
「やめて。――マリ」
「エリイをカノウから離すためにいじめるなんてバカだよ。バカ。こんなことしたらカノウから余計嫌われるだけじゃん。しかも大好きなカノウを停学にしてさ。バカだよね」
「違う。カノウを停学にしたのは私じゃないもん。チヅが調子乗って、勝手なことしたからでしょ!」とまたレイカが大きな声でそう言った。