嫌いな君の気持ちが知りたい


 そして、レイカに胸ぐらを掴まれた。
 レイカは右手に思いっきり拳を作り、振りかぶろうとしているのが見えた。私はなすすべもなく、このまま、身体を任せることにした。あーあ、なんでこんなことになっちゃったんだろう。カノウがあの日、私のこと、デートに誘わなければ、こんなことにならなかったのに――。
 いや、デートに行った私が悪いか。
 いや、それ以前に、殴ろうとするほうが悪いでしょ。

「消えろーーー! このブス!」とレイカが絶叫している声が聞こえてすぐ、レイカの拳が動くのが見えたから、反射的に思いっきり目をつぶった。