嫌いな君の気持ちが知りたい


「別れろよ。ブス」
 レイカは冷たい声でそう言ったから、私は無視して、机の中に教科書とノートを入れた。机の中に入れた時、何かが入っている感触がした。紙の角のように硬いものが右手の人差し指に当たっている。それを取り出すと、写真だった。私とカノウが抱き合っている写真だ。

「どう? いい写りでしょ。チヅが撮ったの。証拠写真。ブスの公然わいせつ」とレイカは嬉しそうな表情でそう言った。写真の裏をひっくり返すと、ピンク色の蛍光ペンで別れろブスって書いてあった。私の名前はブスになったらしい。

「なんか言ったら、気持ち悪い」とレイカが言った。
 チヅルがレイカの隣に立ってニヤニヤしている。