嫌いな君の気持ちが知りたい

 
 またか。と思った。
 どうせ、カノウは口だけの男なんだよ。と自分に言い聞かせながら、自分の席に向かった。

 そして、自分の席に着いたけど、昨日みたいに、パッと見た感じ、異常なことはなかった。

 ただ、昨日と同じく、レイカとチヅルの視線は感じる。
 マリは私を追うようにスマホを私に向けているのが見えた。スマホの持ち方的に、動画を撮っているのかもしれない。私が哀れなことになると予想して動画を撮るなんて、一体何が面白いんだろう。あとで、動画を見返して、反省会とかするのかな。
 それ以外の人はいつも通り、各々グループを作って話をしていた。リュックを机の上に置き、椅子を引き、座った。リュックから教科書類を取り出し、机の中に入れようとした時、目の前にレイカが立っていた。