嫌いな君の気持ちが知りたい


「なあ。エリイ。こんなことになって悪かった」とカノウはようやく答えた。
「どうして、知ってるの」
「マリから聞いた。LINEで」
「へぇ」と私は自分でも驚くくらい抑揚のない声でそう言った。
 ――別に興味ないわけじゃないのに、なんでこんなにそっけなくなるんだろう。

「私のことハメたんでしょ。最低だね」と私が言ったあと、カモメの間抜けな鳴き声が響いた。
「ハメた? どういうこと?」
「私と居るところ、なんであいつらが知ってたの? 意味わかんないんだけど」と私は自分でも思った以上に声が大きくなってびっくりした。