また、急なことが起きて、私はドキッとした。
――カノウがよくわからない、私の性格をまるで言い当てるような、人生観みたいなことを言われて、ドキッとしたのか、それとも、単純に、異性に手を繋がれたことでドキッとしたのか、よくわからなくなった。
ただ、なぜだかわからないけど、不思議と引き込まれていかれるようなそんな、フワフワした感覚が急に身体を支配した。
「殻に閉じこもってるよね。それ」
「そう見えるんだよ。俺から見るとエリイは」
そう勝手に思ってるだけでしょ。ただ、その指摘はドキッとするくらい、当たってるよ。



