嫌いな君の気持ちが知りたい


  


 午後の公園はまだ遊ぶ空気に満ちていた。
 トイプードルが舌を出しながら飼い主と楽しそうに散歩していたり、親子連れが噴水で水遊びをしていたり、芝生の上でキャッチボールをしている同年代がいたり、思い思いに休日を楽しんでいるように見える。スタバを出て、なんとなく、足が向かった先は、駅近くの比較的大きな公園で、その成り行きのまま、二人で散歩することにした。

 暑いねと言ったら、あそこに座ろうかと言われて、カノウと私は、公園に入ってすぐの木陰になっているベンチに座った。今朝見た、天気予報通り、30℃くらいに感じた。たまに吹く風が少し冷たくて心地よく感じる。

「さっきの話の続き、してもいい?」
 カノウはそう聞いてきた。ふたりきりだし、それって、YESしか返答しようないじゃんと私は思いながら小さく頷いた。