いっ、いつの間に、
出来る男になったんだ.........わったんは。



って、いつの間にか、言い訳よりも、
保護者目線でわったんのことを考えた私。



そんなとき。



「なぁー、りんご」



突然聞こえたのは、わったんの声。



「んー、なーに?」



〝なんの話し?〟って気持ちで問いかけると。



「問題です、文化祭はなにをするでしょう?」



私の方を向いて、
デデンッ!と音が鳴りそうな質問をしてきた。



「んー、文化祭準備?」



〝私、もう2度目の文化祭だもんね!〟
そんな気持ちで、正解を答えた............つもり。



なのに.....................



「ぶー、残念。不正解」



そう言って、〝違う〟って顔のわったん。