後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密

恋愛(ピュア)

広瀬 凛/著
後ろの席の五十嵐くんと私の、2人だけの秘密
作品番号
1704146
最終更新
2023/08/15
総文字数
32,397
ページ数
76ページ
ステータス
完結
PV数
26,134
いいね数
11

私の席の後ろに座る五十嵐翔くんは、
サッカー部のエースでイケメン。

二重まぶたの大きな目に、
目元のホクロがセクシーな彼は、
女子からの人気も高い。


そんな彼に、私も憧れてた。



ある日

偏頭痛持ちの私が、
保健室のベッドで休もうとしたら、
そこには先客がいて…


「へぇ、松田さんって結構、積極的だね。」


他のベッドに移動するって言ったのに、
そんな私を五十嵐くんは引き止めて、
ガンガンと痛む私の頭を優しく撫でてくれた。


不思議なことに、
五十嵐くんに頭を撫でてもらうと、
ズキズキとした頭の痛みはすぐによくなる。


その日から、五十嵐くんは
保健室で休む私を見つけては、
一緒の布団に入って、頭を撫でてくれるようになった。


そんな中、彼が見せてくれた弱み。


『…実は俺、最近ずっと、夜寝れてなかったんだ。』


どうやら、私の香りが彼の睡眠欲を誘うらしく、
私がそばにいるとぐっすり眠れるらしい。



五十嵐くんが私の頭をしばらく撫でたら、

五十嵐くんも少し、眠りにつく。


そして、8時10分になったら私が起こす。



そんな風に
2人きりで、朝から一緒に過ごしているというのは、

五十嵐くんと私の、2人だけの秘密――。



+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

松田 紗英
(まつだ さえ)
高2 



五十嵐 翔
(いがらし しょう)
高2

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+


***
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◇ シリーズ ◇

五十嵐side 「素直になりなよ。」

番外編 「五十嵐くんに、食べられそうです。」

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