忘れられない夏がすぐそこに。



「そんな・・・私がK大に行ってなかったらどうしたの?」

「・・・わかんね。でも、絶対実里は来るって思ってた」

「・・・・・・私に彼氏がいたら」

「純?」

「違うけど・・・」

「いたとしても関係ない。実里に会って直接確認するまで納得できなかったから。また好きになってもらえるように努力するだけ」

「そんな・・・」


じゃあ・・・光希くんには彼女なんていなくて、私のこと好きでいてくれたってこと?


それを私が勝手にブロックしちゃったの?


「実里、オレはずっとお前が好きだった。忘れた日なんて一日もない。・・・・・・今、目の前にいてくれて、どうしようもなく嬉しいと思ってる」


こんなこと言われて嬉しくない訳がない。


時間が経って古傷になっても、東京に来ればどこがで会えるんじゃないかって心のどこかで期待してたんだから・・・。


「っ・・・でも、わたしっ・・・あの時、光希くんのこと信じれなくて逃げたのにっ・・・今さら好きなんて言う資格・・・ない・・・」

「それは、信じられなくなるような事をしてたオレが悪い。実里は悪くない。だから、今のオレを信じて。もう実里を手放したくない」


っ・・・、


涙が溢れてくる。


また好きなってもいいの・・・?


いつのまにか光希くんにふわりと抱き締められていた。


「っ・・・わたしっ・・・・・・もう・・・離れたくない・・・」

「・・・それが答えってことで、いい?」


コクッと頷くと、


「りょーかいっ」


ぎゅっと力強く抱きしめられた。