浅川由紀のぶっ飛びOL日記

    1月29日 月曜日
 おはようございますですよ。 今日もお元気ですか?
外は、、、、、、、、、。 すごーーーく良く晴れてるなあ。 憎たらしいくらいに。
 今日もあの狸と一緒に仕事をするのか。 嫌だなあ まったく。
早く人事で飛ばしてよ。 環境課なんていいんじゃないの?
朝から晩までゴミの世話ね。 お似合いよ。
 なんて言ってたらあたしが飛ばされるかもなあ。 何が起きるか分からないのが市役所だから。
なんとか停電は復旧したみたいだけどこの建物自体が古過ぎるのよね。 なんとかしてよ。
 ってなわけで今日もブーブー言いながら障害福祉課の部屋にやってきました。 この人たちも大掃除したいわねえ。
狸はっと、、、。 あらまあ、もう来てらっしゃったのね?
 「ああ、おはようございまあす。」 なんか寝ぼけてる顔してるけど大丈夫?
隣のおばさんにそっと聞いてみた。 「飲み過ぎたんだって。」
「馬鹿よねえ。 仕事前の日に飲み過ぎちゃって。」 わざと聞こえるように言ってみる。
 狸はずっと渋いお茶を飲んでるような顔をしておりましたけど、、、。 あんたがやらかしたんでしょうが。

 午前中は取り敢えずトラブルも無く?平穏無事、、、に終わりました。 さあさあお昼だあ。
昼食が唯一の楽しみなのよ。 これだけは誰にも邪魔されたくないの。
と思って食堂に行ってみる。 するとまたまた市長が仲間を連れて大声で話しながらお食事中。
あんなのに絡まれたくないから外へ出てラーメン屋へ猛ダッシューーーーー。 塩ラーメンの美味しい店が有るのよ。
元気いっぱいに飛んで行ったら、、、。 {本日は休業日}だって。
 しょうがないからまたまたマックで買い漁って帰ってきましたわ。 えーーーーい、ちきしょう‼

 「あらあら、何処に行ってたの?」 「食堂には市長が居るし、ラーメン屋もうどん屋も休みだし、頭に来たからマックで買ってきた。」 「私もよ。 セブンでおにぎりをたくさん買ってきたわ。」
吉村ひろ子さんはおにぎりが入った袋を指差した。 「何個買ったのよ?」
「6個くらいかなあ。」 「へえ、そんなに食べるの?」
「食べながらやろうと思って。」 「名案だ。 私もそうしようっと。」
 それでね、私たちはバーガーやらおにぎりやらコーヒーやらの匂いを漂わせながら仕事をしてます。 おじさんたちは羨ましそうに見てますねえ。
 「見てたってあげないわよ。」 「いいよ。 貰おうなんて思わないから。」
「生意気ねえ。 それくらい仕事もやりなさいよ。」 「あんたよりやってるわい。」
「誰がよ? 寝込みマンモス。」 優佳ちゃんの一撃にみんなは大爆笑。
 「まあまあ皆さん 落ち着いてやりましょう。」 「そういうあんたが一番落ち着いてないのよねえ。」
「一本‼」 「だからさあ、、、。」
 午後の福祉課はなんか変な雰囲気ですわ。 それもこれも市長が悪いのよ。
表向きにはいいことをたーーーーーーーーーくさん言うけど中じゃあおっさん以外は人気も無い。 しかも定年間近のおっさんたちに愛されてるだけ。
税金の無駄なのよねえ。 さっさと辞めてくれないかなあ?
 文句を言いながら仕事をしておりますと、その市長が挨拶をしに来ました。 誰も聞いてないのに一生懸命に話してらっしゃるわ。
憐れな人よねえ。 誰に応援してもらったの あなた?

 5時のチャイムが鳴りました。 終わりですよーーーー、皆さん。
さあさあ帰りましょう。 カラスと一緒に帰りましょう。
カー、カー。 私までカラスになりそうよ。
 その入れ物に何か入ってるの? いえ、カラス。
はーーーあ、疲れた。 じゃあまたねえ。