「びっくりした?」
「……うん」
うれしそうに笑う聖里くん。
ほら。その顔も、わたしだけの特別。
「でもね、聖里くん。……たぶん、これからもっと驚くよ」
そうして、わたしは聖里くんの胸に自ら飛び込んだ。
この前……聖里くんが告白してくれたとき、わたしはされるがままだったからね。
今度はわたしの番。
ねえ、聖里くん。
心臓……ドキドキしてる。
聖里くんって、本当にわたしのことが好きなんだ。
信じてあげられなくて、ごめんね。
それから、お待たせしちゃってごめんなさい。
「……っ、好き」
勇気を振り絞って出した声。
すこしだけかすれてたけど、聞こえたかな……?
聖里くんの腕の中。
大好きなひとの、大好きな匂い。
ねえ。
ちゃんと伝わった?
「……まじで?」
「うそ、つかないよ」
だから、聖里くんも抱きしめて。
わたしがもう疑わなくていいように、しっかりと。



