【完】聖里くんの甘すぎる溺愛に耐えられない。








相変わらず、カップケーキモテモテ事件のことについては頭の中から離れなかったわけだけど、どうにかこうにか無事に放課後を迎えた。



無事かはわからないけどね、まあ、仮に無事だとして。




今日は芙実ちゃんとご飯にいく予定。
わたしの隣でスマホをちらちらと見ながらメイク直しに没頭中の芙実ちゃん。




もう十分かわいいと思うけどなあ……。
真剣な彼女に、そんなこととても言い出せずわたしもスマホを眺めながらぼーっとしてみる。




突然の睡魔にうとうとしはじめたところで、突然芙実ちゃんが「あっ」と声を出した。





「なっ、なに?」


「ごめん、わたしちょっとお手洗いいってくる」


「ああ……うん、いってらっしゃい」





それだけなら、なんだいまの声。
完全になにかに気づいた声だったよね?
心臓びっくりしちゃうから、ダメだよ……ほんと。