確かに先生みたいなことを言った自覚はある。
だって、会話を繋げるのが……難しくて。
有馬くんだってこうしてわたしと話すの、平気じゃないんでしょ?
平気だったら、そんな顔しない。
「今日うわさになってたじゃん」
「……あー、うん。困るよね」
「でもなぎさちゃんが選んだんでしょ?」
まあ。
誘ってきたのは聖里くんだけど、確かに最終的な決断をしたのはわたしだからね。
「告らないの」
どきーんって、心臓が跳ねた。
告白、ってことだよね。
しないよ、まだ。
そんな勇気ないし。
……こわいし。
「俺が惚れた女の子なのにさ。……そんな、自信なさそうな顔しないでよ」
どうして。
有馬くんのほうが、そんな顔するの。
心なしか泣きそうに見えるよ?
「……心配しなくても、なぎさちゃんは可愛いよ。榛名にはもったいない」
「いや……、そんな、ことは」



