【完】聖里くんの甘すぎる溺愛に耐えられない。






「おはよ」



「……お、おはよ」





さっきも会ったけどね。
衝撃的な目覚めだったよね、ほんとに。





……と思ったけど、何も言わずに大人しくイスに座った。




「あ、朝ごはんと……お弁当も、ありがとう」


「うん」





目の前に用意されたトーストと目玉焼きを見たあと、机の隅に用意されたお弁当を見ながらお礼を言う。
聖里くん、用意周到すぎる……。



結婚したら、いい旦那さんになりそう。





……旦那さんかあ。
聖里くんと結婚する人は、どんな人なんだろう。




きっと。
わたしなんかとは似ても似つかない、綺麗で、黒髪さらさらのロングヘアで、しっかり者なモデルみたいなひとなんだろうな。





自分で考えて胸が痛くなっちゃうあたり、自爆としか言いようがないんだけど。





……だって、その相手がわたしだったらなんて、想像するのもおこがましい。



きっとこの同居が終わったら、ただの同級生に戻って、卒業まで大した会話も交わさずに過ごして、卒業した後は一切会わなくなっちゃうんだ。