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有馬くんの告白から、二日経って、三日目。
水曜日の夜になっても、聖里くんとこれといった会話はなし。
同じ家に住んでるのに?
あともうちょっとで同居生活も終わるのに?
いろいろ思うことはあったけど。聖里くんに気を遣わせたくなくて、黙っていた。
今はきっとわたしと話す気分じゃないのかもって。
だって、『そんな人だと思わなかった』なんてひどすぎる言葉言っちゃった。
あんなこと、言うつもりなかったのに。
だから今も、激しく後悔をして、聖里くんと話すきっかけをなんとか探ろうとしている。
自分の部屋でくつろいでいると、スマホに一件の通知が入った。
【今から会えない?】
差出人は……有馬くん。
会えないか、ってさ。……あんなことがあったあとなのに?
もしかしたら、告白の返事が聞きたくなったのかもしれない。
そりゃ保留にしてって言い出したのは有馬くんだけど、時間が経てばはやく答えが欲しくていても経ってもいられなくなったんだろう。
そう思ったから、理由は聞かずに場所だけ聞いた。
家の近くの公園。
そこに彼はいるらしい。
すこしだけメイクをして、髪を整えて、服を着替えて。
そうして、自分の部屋を出た。