「うん……」 藍くんはわたしが本当の妹じゃないって知ってたから。 本物の妹みたいに大事に思ってくれてたのかな。 「俺は舞彩のいちばんの味方でいるから」 わたしを安心させるように優しく頭を撫でてくれた。 この藍くんの手は好き。 ずっと、仲良くいられる時間が続けばいいな……。