「食べ……!?」



あ、藍くんが……!?

少女マンガで見るような、甘いシチュエーションってこと……?



「いきなり食べないから」

「食べることは否定しないんだ……」

「お前ら。純粋な舞彩が聞いてるんだからやめなさい。橙吾は風呂まだだろ? もうすぐご飯ができるから、さっさと入ってきて」

「はぁい」



翠くんに言われた橙ちゃんは、クルッとまわってリビングを出てお風呂に入っていった。



「藍都も髪の毛乾かさないと風邪引くよ」