【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。



桃くん、翠くん……!



「俺も、舞彩に。気に入ってもらえると嬉しい」



藍くんまで……。

それぞれのラッピングに包まれた袋を受け取った。



「みんな……っ。ほんと、ありがとう……」



気持ちがぎゅっと温かくなって、涙が出てきた。


毎年、この日は感動してばかり……。

幸せ者すぎるよ……。



「彩ねぇ!?」

「泣くなよ、まーや。大好きな妹なんだから、当たり前だろ?」

「ううっ……」



こんなにも愛されて、いつもみんなからもらってばっかり。

わたしもみんなの誕生日を盛大にお祝いしたいな。



「彩ねぇ、プレゼント開けてみて!」

「うん……!」



もらった順に袋を開封していく。



「わっ! 可愛い……!」