【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。



びっくりして見渡すけど、みんなはニコニコ笑って冷静だった。

そして、聞きなれた音楽がだんだんと大きくなり、それが誕生日ソングだと気づいたら……。



「わっ……!」



灯火が光るロウソクを乗せたホールケーキが目の前にやってきた。



「「ハッピバースデートゥーユ〜。ハッピバースデートゥーユ〜」」



みんなもノリノリで歌を口ずさむ。



「「ハッピバースデーディア舞彩〜。ハッピバースデートゥーユー」」



みんなが歌い終えて拍手をしてくれた。

周りにいるお客さんも一緒に拍手を送ってくれる。



「舞彩。火、消して」