藍くんからキスが降ってきた。

この瞬間は藍くんをそばに感じられてすごく幸せ。

もっと藍くんから離れられなくなっちゃう。



「……キスするとやばいな。止まんなくなりそう」

「そ、そうだね……っ」

「舞彩も……?」



つい返事をしちゃったけど、この気持ちは藍くんと同じだと思うからうなづいた。



「あんまり可愛い反応されると、ほんと抑えられなくなるから。あー、いっそこのままふたりきりでいたい」



ふたりきり……。

いまは、翠くんたちがいつ帰ってくるかわからないからソワソワしちゃうもんね。


部屋に行っても、同じ家にいるだけで気になっちゃうと思うから……。



「また、お出かけしよ……?」