「はいはい」
甘いもの好きなふたりを連れて行き、ドタバタとみんなが玄関に向かっていった。
「じゃ、俺たちちょっと買い物してくるな」
翠くんがそう言い残して、リビングにはわたしと藍くんのふたりきりになった。
行動早すぎ……!
まだ、心の準備ができてないよ。
急に静まりかえるリビングに、わたしの心臓の音が響いてしまいそう。
「翠聖のヤツ、いきなりどうしたんだ」
「こういうことみたい……」
「ん?」
「翠くんがね、わたしと藍くんをふたりきりにさせてあげるって言ってくれて……」
「……なるほど」
でも、だからってなにか起きるわけじゃないよね。
ここは家で、みんなもいつ帰ってくるかわからないから、さっきみたいなことは……。
「とりあえず、ソファー座る?」



