【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。



藍くんはまだいけるの……?

男の子だからかな。


はじめてだったからどう応えたらいいかわからなかったけど、藍くんが教えてくれてるみたいで、ドキドキが止まらないよ……っ。



「わたしも……藍くんと、してたいな」



藍くんが愛おしくわたしを見つめてくれるのが……好き。

そんなふうに求めてくれるなら……応えたい。



「……もう、だめだ。そんなこと言われたら止まってあげられない」

「んっ……」

「たまんない。もっと、可愛いとこ見せて」



このあとは、とびきり甘いキスをたくさんしてもらった。

藍くんが見つめてくれる表情にもっと好きが溢れる。


後夜祭はわたしたちにとって特別な時間になった。




°


教室で藍くんとナイショのキスをして、ふたりで家に帰る。

リビングに入ると、テレビゲームをする橙ちゃんと桃くん、夜ご飯を準備する翠くんがいた。



「おかえりー……って、ふたりして手を繋いじゃってどうしたの!?」