藍くんはまだいけるの……?
男の子だからかな。
はじめてだったからどう応えたらいいかわからなかったけど、藍くんが教えてくれてるみたいで、ドキドキが止まらないよ……っ。
「わたしも……藍くんと、してたいな」
藍くんが愛おしくわたしを見つめてくれるのが……好き。
そんなふうに求めてくれるなら……応えたい。
「……もう、だめだ。そんなこと言われたら止まってあげられない」
「んっ……」
「たまんない。もっと、可愛いとこ見せて」
このあとは、とびきり甘いキスをたくさんしてもらった。
藍くんが見つめてくれる表情にもっと好きが溢れる。
後夜祭はわたしたちにとって特別な時間になった。
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教室で藍くんとナイショのキスをして、ふたりで家に帰る。
リビングに入ると、テレビゲームをする橙ちゃんと桃くん、夜ご飯を準備する翠くんがいた。
「おかえりー……って、ふたりして手を繋いじゃってどうしたの!?」



