時の流れは同じなはずなのに、藍くんが言葉を続ける間が長く感じた。 また、誕生日のときに話してたような、ずっと内緒にしてたヒミツ? それだと、覚悟がいるから心の準備ができてないよ……。 ドキドキと鳴る胸の音がどんどん大きくなる。 聞く覚悟を決めてぎゅっと手を握ったら、藍くんも握り返してくれて。 「舞彩が好きなんだ。俺と付き合ってほしい」 夢みたいな言葉に包まれた。