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足を進めて行くと、藍くんが指を絡めて恋人繋ぎをした。
見上げれば微笑んでくれて、水槽を見れば魚のことを詳しく教えてくれる。
リードしてくれる藍くんがかっこよくて、1日限定の彼女になれたみたい。
……彼女?
つまり、藍くんは彼氏。
いまさらだけど、わたしって藍くんの彼女になりたいのかな……っ。
そうだよね。
だって、たったひとりの特別な人だもん。
藍くんが告白されてるときも、好きな人がいるって知ったときも、離れてしまうようで怖くなった。
藍くんとそばにいたい。
こうしてデートしたり、些細なことで笑ったり。
お互いにそう思える関係が恋人だから。
「舞彩。次、あそこの円柱の水槽でショーやるんだって。見に行こう?」



