「彩を看病しに来たんでしょ、橙。まだ調子良くないんだからゆっくりさせてあげて」 「はぁい」 いちばん周りが見えてる翠くんが、みんなを静かにさせた。 「彩、大丈夫? 騒がしいからひとりになりたかったら言ってね」 「うるさくしてごめんね? 僕も彩ねぇが心配」 翠くん、橙ちゃんまで……。 ふたりの言葉に涙腺が緩んだ。 「ありがとう、みんな……」 わたしって、兄弟にすごく愛されてるな……。 みんながわたしの心配をして来てくれて……。 「みんながいてくれて嬉しいよ」 本当にありがとう。