利瀬くんの甘さに溺れたら


了承してくれた利瀬くんの隣にならんで、ドキドキしながら三年生のクラスへと歩き出した。







「三年生のチュロス本当に美味しかった〜!やっぱりレベルが違う気がする…!!」



「ふっ、瑠々のあの顔…本当に可愛かった。ハムスターみたいに頬張ってたよね」



「か、かわっ…それは思い出さなくていいから!」



「はいはい」



あれから私たちは、話していた通りにチュロスを買うため三年生のお店に行ってきた。



できたてアツアツのチュロスは、外はサクッと中はモチっと食感で、文化祭レベルを超えた美味しさだった。



あまりの美味しさに感動した私は、チュロスを頬張りすぎてハムスターみたいになってたらしく…。



『ぷっ、あははっ…!瑠々、ハムスターみたい!可愛いなぁもう…』



と、利瀬くんの笑いをかっさらったとか、いないとか…。



「次はどこ行く?あ、このプラネタリウムとか瑠々好きそう」



「プラネタリウム…絶対楽しいやつだ!」



「二階にあるみたいだよ」



なんやかんやありながらも、利瀬くんとの文化祭はやっぱり楽しく続行中です。