了承してくれた利瀬くんの隣にならんで、ドキドキしながら三年生のクラスへと歩き出した。
*
「三年生のチュロス本当に美味しかった〜!やっぱりレベルが違う気がする…!!」
「ふっ、瑠々のあの顔…本当に可愛かった。ハムスターみたいに頬張ってたよね」
「か、かわっ…それは思い出さなくていいから!」
「はいはい」
あれから私たちは、話していた通りにチュロスを買うため三年生のお店に行ってきた。
できたてアツアツのチュロスは、外はサクッと中はモチっと食感で、文化祭レベルを超えた美味しさだった。
あまりの美味しさに感動した私は、チュロスを頬張りすぎてハムスターみたいになってたらしく…。
『ぷっ、あははっ…!瑠々、ハムスターみたい!可愛いなぁもう…』
と、利瀬くんの笑いをかっさらったとか、いないとか…。
「次はどこ行く?あ、このプラネタリウムとか瑠々好きそう」
「プラネタリウム…絶対楽しいやつだ!」
「二階にあるみたいだよ」
なんやかんやありながらも、利瀬くんとの文化祭はやっぱり楽しく続行中です。



