軽率に恋 - 冬の線香花火 -




「はい。これ一緒にやろ」

「外寒いから、帰りたい」

「えー…。優衣ちゃんと花火したいんだけどな…」





持っていた花火を渡すも、華麗に交わされた。



でもここで諦めないのが俺。



上目遣いで見つめると折れてくれるのを知ってるから。