『好きだ』

『好き』

『大好き』

『世界1君のことが好き』

『大大大好き』


……

心の中でリピートする……いや、練習をしているのが正しい。


何回も心の中で繰り返すがいざ好きな人に告白するってなると荷が重い✉…


もう、いっそ遠くで見てた方が私的にはいいのかも。


「おい、」

∑(O_O;)ビクッ

「なんの練習をしてんだ?」

「へ?!」

「心の声?って奴、漏れてたぞ」


私は、頬を赤く染めた。

顔から火が出るって、こういう意味なのかもしれない。


「で?誰に告白しようとしてんだ?」

「シ━━━ッd(ºεº;)静かに」

私は小声で朝都先輩に言う。

「はぁ、お前。バカなのか」

「え、なんで?」

「アイツは辞めとけ、俺にしろ」

「。。。。へ?」

「アイツは、1人の女を泣かせた人だぞ」

「え?そうなの?」

「噂聞かねぇの?有名だぞ。だから、俺にしとけ」

「(;゜∀゜)イヤイヤイヤイヤ...ちょっと、どういう意味なのかな?先輩」

「俺ならストレートに好きだって、言う」

「まぁーて待て」

「朝都先輩って……私の事が、その……」

「好きだけど。なんか、文句でもあるのか」

「無いです」

「ならいいだろ。俺ならお前を幸せに出来る」

「朝都先輩……」


朝都先輩は、学校1イケメンなのに……

私にだけ優しくしてくれる。


「それに、お前」

「へ?」

「強いし」

「え」

「ん?暴走族の中でお前有名だしな」

「え、どういうこと((*゚・゚)??」

「回し蹴りだろ?他には、動きが早い」

「見てたんですか!あの時」

「あぁ、」

「やってしまった」

「はぁ?」

「誰にも見られてないと思ったのですが……」

「てか、なぜ敬語。タメ語でいいだろ。同い年なんだから」

「えええええ((((;゚Д゚))))」

「なぜ、そんなに驚く。まぁ、滅多に教室に来ねぇからな。俺の存在しらねぇもんな。教室にいねぇ時どこに居るだよ」

「教えません!」

(昼間寝てるなんて、言えない)


「勿体ぶるとどうなるか分からないぞ」

「へ?」

「こちょこちょの刑だ」


間目にくすぐられる。

こんなこと、滅多にしないのに……


「でもな、本当にお前のこと放っておけなかったんだ」

私は、朝都先輩に後ろハグされていた。


朝都先輩の腕の中はどこか暖かい。


青空の下。

夏の香りがした。



「朝都」

「ん?」

「大好きだよ」

やっと言えた。私の好きな人に❤


私の好きな人は、朝都。

わざと違う人の名前を言ったのは内緒ね
( ̄b ̄)シーッ!