なぎさくんはあれから話しかけても返事をしてくれなくて、表情も笑ったままで変わらないけど

小さい頃にしていたように、その日にあったことを話したりしている。

そうしていると、なぎさくんの声が聞こえるような気がするから。

「なぎさくん、行ってきます!」

———行ってらっしゃい———

ほら、ね?