たいって願ってたんだ。そして今、うさぎちゃんは学校を楽しいと思えてる。自然に

笑えてる」

「なぎさくん……」

なぎさくんは、本当に私のために人間の姿になってくれたんだ……。

「だからもう、僕は用済みみたい」

「ううん!私まだ、なぎさくんがいないと不安だよ!一緒にいてほしいよ……」

「大丈夫、僕は人形に戻るだけだから」

気がつくと花火は最後の一本になっていて、これが終わるとなぎさくんは消えてしま