なぎさくん楽しそう……。

ずっと京都のこと調べてたもんね。

「じゃあ、私が買ってくるね」

「え、僕が買うよ?」

「いいのいいの。なぎさくんはここで待ってて」

「う、うん、ありがとう」

まだ少し納得していなさそうななぎさくん笑顔を見せてお店に向かった。

————ものの、知らない男の人に声をかけられて、なかなかアイスを買えなかった。