「楽しみだねぇ〜京都」

「そうだね。私も何気に京都は初めてかも」

「じゃあ初めて、お揃いだね」

「ふふっ、そうだね」

その時はまだ、私は知らなかった。

なぎさくんとの思い出は、そこで最後だということを————。