「ごめんね……助けてあげられなくて」

「えっ!なぎさくんが謝ることじゃないよ!第一、なぎさくんは女子トイレに入れないでしょ?」

「そうだけど……」

よっぽどこたえているのか、なかなか顔を合わせてくれないなぎさくん。

「なぎさくん、本当に大丈夫だよ。これから守ってくれたらいいよ」

「……うさぎちゃん、言っておかないといけないことがるんだ」

え……?

なぎさくん……?