バタバタバタと足音が遠ざかっていくのを聞いて、私は完全に気を失った。


「ん……」

ここは、保健室……?

「うさぎちゃん!目が覚めた⁉︎」

「なぎさくん、私……」

「授業が始まっても戻ってこなかったから、前田さんと一緒にいた子が教えてくれたんだ、何が

あったのか」

そうだったんだ……。