「な、なにこれ……」
足元に置いてあったのは、大きくて黒い縦長の箱。
ちょうど大人一人が入れそうなサイズで、形は細長い六角形で、本や漫画でよく見かける――、
「棺桶……?」
これ、文化祭や演劇部の大道具じゃなくて、本物だよね……。
段ボールじゃなくて、ちゃんと木で作られてるし。塗装もすごくきれいだし。
棺桶自体、ヴァンパイアが通う学校にあってもおかしくないものだと思うけど、実際に目の前にあると……。
うーん。ちょっと不気味だな……。
――ゴトッ
「うわっ⁉」
えっ、待って。今、音がした? 棺桶から音がしたよね⁉
これって、私のせい? 私が蹴ったり、不気味って思ったせいで、こんなことになってるの……?
足元に置いてあったのは、大きくて黒い縦長の箱。
ちょうど大人一人が入れそうなサイズで、形は細長い六角形で、本や漫画でよく見かける――、
「棺桶……?」
これ、文化祭や演劇部の大道具じゃなくて、本物だよね……。
段ボールじゃなくて、ちゃんと木で作られてるし。塗装もすごくきれいだし。
棺桶自体、ヴァンパイアが通う学校にあってもおかしくないものだと思うけど、実際に目の前にあると……。
うーん。ちょっと不気味だな……。
――ゴトッ
「うわっ⁉」
えっ、待って。今、音がした? 棺桶から音がしたよね⁉
これって、私のせい? 私が蹴ったり、不気味って思ったせいで、こんなことになってるの……?


