ヴァンパイア王子と秘密の甘い独占契約

「うわあっ……!」


視界に入ったのは、私達の学校から少し離れた所にある街の夜景。


まるで、いろんな色や形の宝石をたくさん散りばめたようなこの景色は、御影くんと一緒に見ているのもあってか。光の粒の一つ一つが、キラキラ輝いていてとても眩しかった。


「どう? この景色」

「すごくきれい! 夢みたいだよ……」

「よかった。俺、飛ぶのは好きじゃないんだけど、ここで夜景を見るのがけっこう好きでさ。ずっと桧山さんにも見せたかったから、喜んでくれて本当にうれしい」

「え?」


私は顔を上げて聞き返した。


「ずっと私に見せたかったって、どうして?」

「桧山さんのことが好きだから」