「では、どうやって……」
彼が訝しむのも当然だ。
だって、これは心の声が聞こえていたときに偶然知った話だ。
いつも無言なのでわからなかったが、もともと小動物が好きなのだろう。そうでなければ、メイドに話しかけるのをためらい、こそこそと自分の朝食のパンを小鳥にあげたりしない。見なかったふりをすればいいのに、捨て猫に寝床と餌を与えるだけでなく、飼い主候補の身辺調査までする人もいない。
加えて、ひなたぼっこに訪れた猫に恋愛相談をしていたなんて、きっと誰も想像しない。
レティシアも最初知ったときは耳を疑ったのだから。
「ふふ。それは心を読んだからです」
「そうか、心を…………。こ、ここここ……こっ……!?」
「冗談ですよ。そう簡単に人の心が読めたら苦労はしません。相手の心が読めないから、人は対話を重ねますでしょう? 目を見て、表情から相手の本音を探る。それを繰り返して信頼を築き上げる。それに結婚すれば、長い時間を共に過ごすのです。仲を深める時間はたっぷりございますわ」
「…………本当にいいのか? 私を選んで」
疑い深い眼差しに、レティシアは微笑んで頷く。
彼が訝しむのも当然だ。
だって、これは心の声が聞こえていたときに偶然知った話だ。
いつも無言なのでわからなかったが、もともと小動物が好きなのだろう。そうでなければ、メイドに話しかけるのをためらい、こそこそと自分の朝食のパンを小鳥にあげたりしない。見なかったふりをすればいいのに、捨て猫に寝床と餌を与えるだけでなく、飼い主候補の身辺調査までする人もいない。
加えて、ひなたぼっこに訪れた猫に恋愛相談をしていたなんて、きっと誰も想像しない。
レティシアも最初知ったときは耳を疑ったのだから。
「ふふ。それは心を読んだからです」
「そうか、心を…………。こ、ここここ……こっ……!?」
「冗談ですよ。そう簡単に人の心が読めたら苦労はしません。相手の心が読めないから、人は対話を重ねますでしょう? 目を見て、表情から相手の本音を探る。それを繰り返して信頼を築き上げる。それに結婚すれば、長い時間を共に過ごすのです。仲を深める時間はたっぷりございますわ」
「…………本当にいいのか? 私を選んで」
疑い深い眼差しに、レティシアは微笑んで頷く。



