砂時計で蒸らし時間を正確に計る作業は、どう考えても研究熱心なエリオルのほうが向いている。その日以来、レティシアはおとなしく座って待つのが仕事だ。
ちょうどいい時間になったのだろう。
ティーカップに砂糖漬けにされたオレンジを入れ、ティーストレーナーで茶殻を丁寧に漉しながら、茶葉が入ったポットから紅茶が注がれていく。
ふわりと柑橘系の香りがしたかと思えば、輪切りにされたオレンジが取り出される。渋みが出る前に救出したのだろう。納得していると、今度は琥珀色の蜂蜜が垂らされていく。
(ああ、なんてこと。蜂蜜の瓶にあるのは王室御用達のラベルではありませんか……こんな贅沢をしてよいのでしょうか……)
紅茶とオレンジだけでも心惹かれる組み合わせだというのに、高級蜂蜜まで加わったら。
窓から差し込む陽光で、とろみがある蜂蜜がきらきらと輝く。
エリオルはスプーンで軽く混ぜ合わせた後、レティシアの前にティーカップをそっと置いた。白磁のティーカップの中には大輪の花が描かれている。澄み切った紅い色に染まった花を見下ろし、レティシアは最大級の感謝の言葉を述べた。
ちょうどいい時間になったのだろう。
ティーカップに砂糖漬けにされたオレンジを入れ、ティーストレーナーで茶殻を丁寧に漉しながら、茶葉が入ったポットから紅茶が注がれていく。
ふわりと柑橘系の香りがしたかと思えば、輪切りにされたオレンジが取り出される。渋みが出る前に救出したのだろう。納得していると、今度は琥珀色の蜂蜜が垂らされていく。
(ああ、なんてこと。蜂蜜の瓶にあるのは王室御用達のラベルではありませんか……こんな贅沢をしてよいのでしょうか……)
紅茶とオレンジだけでも心惹かれる組み合わせだというのに、高級蜂蜜まで加わったら。
窓から差し込む陽光で、とろみがある蜂蜜がきらきらと輝く。
エリオルはスプーンで軽く混ぜ合わせた後、レティシアの前にティーカップをそっと置いた。白磁のティーカップの中には大輪の花が描かれている。澄み切った紅い色に染まった花を見下ろし、レティシアは最大級の感謝の言葉を述べた。



