「時間が読めないけど、5時過ぎちゃうかも」 「何時でもいいから連絡して。お父さんが来るまで、絶対に学園の外に出ちゃダメだよ」 「わかってる。お父さん、早く家に戻らなくていいの? パソコンに向かわないと」 「そうなんだけどね、煮詰まっていてね……」 「アイディアが浮かばないの?」 「読者の期待に応えたいのに、物語を書いても書いても自分すら感動させられないんだ。書いてはボツ。読んではボツの繰り返し。お金をもらっている物書きとして、失格だよね」 自信を無くさないで!