環くんは、フォーク化現象に悩まされている



「長話しをしちゃってごめん。千夜湖ちゃんたちがお昼を食べる時間が短くなっちゃったね」


「……いえ」


「今日もお弁当を食べる時に使って良いからね。奥の部屋」


「いつも図書室の小部屋でお昼を食べさせてもらえるのは、嬉しいのですが……」


心がザワついてしまうんです。

私たち二人だけで、個室を独占しちゃって良いのかな?

特別扱いだって、文句を言い出す生徒が出てきてこないのかな?って。



「遠慮なんかしなくていいんだよ」


「……でも」


「決まっているわけだし。その日の図書当番が、その部屋でお昼を食べていいって。生徒思いの学園長が言うんだから、気にせずくつろいで」


「ありがとうございます」